追悼プリンス

プリンスが逝ってしまってから、あっという間にひと月。
あらためてプリンスのアルバムをいろいろ聴いて過ごしていましたが、意外にも今聴いて一番好きになったのは「Emancipation」でした。

当時は3枚組のパワーと万華鏡のようにぐるぐる入れ替わる音の洪水に食傷気味だったのに、今聴くととってもゴキゲンでカラフル、定番ソウルナンバーのカバーもあったりして、なんだかとっても健康的。
「青空の下で聴けるプリンス」といった風情で今の季節にピッタリ。このCDはブックオフに売らないでおいて良かった・・・。
実は何枚かどうしても聴けなくて売り飛ばしたCDも数枚あったのだけど、iPodに残っていたものを今聴くとイイんですねぇ・・・当時のオデは聴く耳がなかったんだねぇ。

このひと月のあいだ、いろんな人が追悼のカバーを披露していますが、特に沁みたのはこの2人。
バラカンさんもラジオで言ってたけど、他のアーティストがカバーしたものを聴いて、あらためてその曲の素晴らしさに気づくことがよくあるもので(その最たるものがボブディランですが)、この2曲のカバーにもやられちまいました。

元ザ・ヴァーヴのリチャード・アシュクロフトの「Little Red Corvette」。

それからディアンジェロの「Sometimes It Snows in April」。
どちらも美しく静かに沁みます。