モアリズムで幸せなライブ体験

まるで真夏のような暑さの中、昨晩はとっても熱いライブに参戦してきました。
ライブ会場は20人も入れば満員になってしまう「南浜通 LIVE BAR Pan」
初めて行くお店でしたが、マスターを知っている友人も一緒なので心強いです。

会場入りする前に軽く腹ごしらえとエネルギー注入。

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試験管入りのビールにびっくりしつつ、すっかりほろ酔い気分で会場へ。外はまだ明るく気持ちいい空。

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「蛇イチゴ」「ゆれる」「ディア・ドクター」「夢売るふたり」・・・どれもおもしろい映画でした。
これらすべて西川美和監督の作品。
そして西川監督がその音に惚れ込んで、これらすべての映画の音楽を依頼したのが「ナカムラ」さん。
ゆる〜くブルージーなギターの音色が映画のあちこちで雰囲気を盛り上げてくれていました。
そしてハスキーでソウルフルな歌声が心に沁みる主題歌たち。
かつては「カリフラワーズ」そして今は「モアリズム」というバンドを率いて活動しています。
その「モアリズム」のライブを新潟で見られるとあって、即座に席の予約をしていました。
でも正直なところ、ライブに誘った妻と友人にはどんな反応をされるものか不安を隠せない部分もありました・・・。

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ステージが近い、というかステージは無い・・・。
目の前のすぐそこで演奏してくれる贅沢な空間!
すでにビールを飲み過ぎて小便が近くなっているので、バーボンロックに切り替えてその時を待ちます。

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ライブは最高〜、でも小便たれそう!
なんとトイレはステージの横、ベースの清水さんのすぐ左側。
演奏中に飛び込んで行くタイミングがなかなかつかめません。
我慢して我慢して「もうダメだ!え〜いいてまえ!」
とそのとき「第1部はここまで」なんと休憩タイムがありました。よかった〜。

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第2部もさらにイケイケで、アクロバティックな演奏まで飛び出して大盛り上がり。ギターのアントニオ佐々木さんのソロコーナーも大笑いで最高でした。

近隣への配慮で大音量が出せない事情から、ドラムはバスドラのかわりにカホンをかかとで蹴って、スティックはブラシで、他は生音プラス最小限のアンプ&マイクという感じだったのだけど、これがとってもいい感じ。こちらの手拍子や笑い声やかけ声やハミングも一緒になって演奏に参加しているような気分。
こういう密度の濃いライブ体験は初めてでした。
でもそういえばジャズバーでのライブがこんな感じだったかな?

ナカムラさんの軽妙なトークとアントニオ佐々木さんの不機嫌そうな飄々とした受け答えが妙に可笑しくて終始笑いの絶えないなか、確かなテクニックとグルーヴで幸せな気分にさせてくれる素晴らしいライブでした。
妻と友人も「まったくの予備知識無し」の状態で臨んだものの「とっても良かった!」と大満足な様子で安心しました。

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ステージが終わるとバンドメンバー自ら行商。
この距離の近さがいいです。
CDやレコード、Tシャツ等が飛ぶように(?)売れていました。
オデも7インチシングル盤とアントニオ佐々木さんのソロCDを購入、しっかりサインもしてもらいました。
ライブを聴いて気に入ったらCDやレコードを買う、こんな当たり前のことができるっていいですね。

そうそう、ナカムラさんに西川美和監督の新作映画のことを聞いたのですが、今は小説を執筆中で映画はまだ動いていないとのこと「多分年末あたりかなぁ?」とは言ってたので来年あたり西川映画の新作(もちろんモアリズムの新作も)が見られることでしょう、楽しみです。

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今朝になって気がついたのですが、ツイッターにモアリズムから返事が入っていてびっくり!この近さがたまりません。

モアリズム公式ホームページ