なんとかどうにか log No.40

9:30~10:30
テトラ脇 膝 14℃ 南東風2m/s→北風3m/s
ドライ+グローブ

今朝はまったくのノーマークで、のんびりとした朝を過ごしていましたが、ふと皆さんのfacebookを見ると「小波あるじゃん!」
あわてて海へ。
ちっさいけど、時々乗れる腿セットが入る。
テイクオフ道場だけど快晴ポカポカでいい気分。
途中でオンショアに変わり終了〜。
もっと早く気がつくべきでした・・・。

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ディラン・ベック・キャパ、皇居 その2

2連チャンのロックレジェンド詣での2日目、4月5日はいよいよボブ・ディランのライブ、でもその前に・・・。

昨日とはうってかわって今日はかなり冷え込んでいるけど、あまりにもいい天気で、せっかくすぐそこに滞在しているので、再び皇居へ出動。

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真ん中の歩道は空いてるものの・・・

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両脇の歩道は団子状態のまま前進で、皇居前の信号ではあっちこっちから合流するのでてんやわんや。

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警察の必死の誘導でちょっとづつ前進し、桜田門の前にたどり着いた時点で「もうやってらんね〜!」

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桜田門からさらに入り口まで微動だにしない隊列を目の当たりにして戦線離脱してしまいました。

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学校生活も会社生活もままならないほど集団生活に不向きなオデが、こんな行列に耐えられるわけがなかったのだ。
最初から分かっていたのに、オデとしたことがついつい乗せられてしまった・・・。

まぁオデには桜田門周辺のわずかな桜だけでも充分だったのだ。

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桜よりもそこにいる人達を見てる方がおもしろかったけどね。

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皇居をあとにして向かう先は恵比寿ガーデンプレイス。
開業20周年ということですが、かつての賑わいは見る影も無く、土曜日のお昼時なのにずいぶん閑散としていました。
できたばかりの頃、展望台へのエレベーターは激混みで、ここにあった映画館で「Smoke」を観たことが懐かしい・・・。
今でも「Smoke」はベスト5に入るオデのお気に入り映画。
しかし今ではその映画館も無くなってしまったようです、残念。

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で、目的は東京写真美術館で開催中の「101年目のロバート・キャパ」

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キャパのことは「戦場カメラマンの第一人者で地雷踏んで死んだ人でバルナック型ライカの使い手」くらいの認識しかなかったのですが、これを機に彼に関する本を読んで下ごしらえ。

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展覧会で彼の写真をあらためて一望してびっくり。
もちろん彼の写真には戦場の悲惨さを克明に写し出したものもありますが、その多くはユーモアに満ちた人間味溢れるものばかり。兵士や友人たちに愛された彼の人柄がにじみ出ているのでしょう。
戦場から離れた頃の写真には恋人のイングリッド・バーグマンや友人のヘミングウェイなど、当時の交友関係をうかがわせるものが多くて、なんだか写真家というよりセレブなスターといった感じ。ちょうど先月展覧会を観たアンディ・ウォーホルのよう。
中でも一番気に入った写真は作家トルーマン・カポーティを撮った一枚。小さなブルドッグを抱えたカポーティの微笑ましい写真で、ブルドッグの表情がとてもいい。
そしてやはり別格なのは死別したかつての恋人ゲルダ・タローのパジャマ姿をとらえた一枚。キュートな寝顔にキャパの愛情に満ちた視線をひしひしと感じました。
あのイングリッド・バーグマンにさえ求婚しなかった理由はやはり、ゲルダへの想いがいつまでも彼の中に深く沈んでいたからなのでしょう・・・。
会場にはキャパが最後に手にしていたニコンSが展示されていて、地雷で吹き飛ばされたときのものなのか、レンズに泥のようなものがついたままなのが涙を誘いました。
そのニコンSに残されていたフィルムも展示されていて、それがカラーポジだったのが意外でした。
最近ではキャパのカラーフィルムが大量に発見され「Capa in Color」という展覧会が開かれているようです。ぜひ日本でも開催して欲しいものです。

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ベトナムで最期を迎える前のキャパは日本に滞在中で、日本各地での撮影を楽しんだそうです。
その日本での写真も数点展示されていて、戦後の復興を目指す日本の庶民の姿をいきいきと捉えていました。
沢木耕太郎の著書に「もしあのときキャパが日本にいなかったら、ベトナムへの戦場取材の依頼はなかっただろう」とありましたが、戦場取材後は再び日本に戻る予定だったそうで、もっと日本の写真を撮って欲しかったと悔やまれて仕方ありません。

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さて、このあとはいよいよボブ・ディランのライブですが、長くなったので「その3」へ続く・・・。