期待むなしく… log No.44

5:45~7:30
西の観音様 腿〜腰 10℃ 南風2m/s→西2m/s
ドライ+グローブ+ヘッドキャップ

きのうは「明日は波乗りできても西で朝イチくらいなものだろう」とふんで、懸案のタイヤ交換をようやく済ませ、ガソリン満タン、超朝イチ出動の体制を万全に整えてから久しぶりの映画鑑賞。

観てきたのは「旅人は夢を奏でる」原題は「ROAD NORTH」
ミカ・カウリスマキの監督・脚本。
父親と息子の珍妙なロード・ムービー。
映画は文句無しで面白かったのですが、なんといっても主人公の2人がホテルのバーで歌うシーンが圧巻。
特に父親の超低音ボイスがとにかくカッコイイ。
父親役のロイリさんは『フィンランドが誇る生きた国宝の一人』と言われるくらいの俳優で歌手と知って納得。
この場面を観るだけでもこの映画を観る価値ありです。

こちらがその場面(映画は観ない or ネタバレ覚悟ならご覧ください)

↓ こちらは本職のライブビデオ「ラップランドの夏」という意味のタイトルだそうです。

いいですねぇ・・・。

・・・で、今朝はまさかの寝坊、しかも居候のテリーくんが朝の散歩からなかなか帰って来ない、ドアボーイのオデはイライラ。
すっかり明るくなった頃にようやく出動。
波はぬるりひょんのだらりひょんな脱力系。
テイクオフ道場が続く春の海でした。

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思いがけなく log No.43

5:30~7:15
テトラ脇 腿〜腹 4℃→6℃ 南風2m/s
ドライ+グローブ+ヘッドキャップ

きのうは花見で飲んで昼間からほろ酔い状態。
帰宅後いい気になって晩飯食い過ぎたせいで、オデのちっさい胃が悲鳴をあげてしまい、夜通しもんどりうっていました。
3時になってようやく落ちついてベッドへ。
海はまったくのノーマークだったものの、明け方の業務連絡に驚き、ヘロヘロな体にムチ打ちながら出動。
セット間長いけどワイド気味な腿腰〜腹。
オデは速いブレイクについて行けず、終始テイクオフ道場。
でもとりあえず花見疲れの体をシャキっとさせられて良かった。
今朝は波あるとは思ってなかったのでちょっと得した気分です。

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昨日花見をした近所の寺尾公園の桜。

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入り口側はほぼ満開でしたが、海が見える広場側はまだまだつぼみが目立っていて今週後半あたりが狙い目でしょうか?

満開の桜の向こうに海を臨むロケーションもいいですね。

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今朝も・・・ log No.42

5:30~7:00
石田くん家の裏 膝〜腿 5℃→8℃ 西風5m/s
ドライ+グローブ+ヘッドキャップ

今朝も起きた時はゆるいオフショア、海に着くとサイドの風が吹き出して・・・波はしぶい膝腿。
サクッとテイクオフ道場な朝イチでした。
明日からしばらくはフラットなのかな?

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朝イチ強風冷たい log No.41

5:00~7:00
テトラ間 腰〜腹 4℃→7℃ 西風6m/s
ドライ+グローブ+ヘッドキャップ

今朝はすぐに風が強まる予報だったのでその前を狙って朝イチ出動。
しかし海に着くとすでに風が吹き出していてとっても冷たい!
新潟の桜もそろそろ満開だというのに、再びヘッドキャップ装着。
さっぱり乗れませんでした。
もういいかげんあったかくなってくれ〜!

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きのうはスズキ食堂車さんの店頭のベンチで、マフィンとスープを喰いながら花見をしました。
日当りがいいのか新大病院前の桜はもう満開でした。
今週末は花見日和になりそうですね。

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ディラン・ベック・キャパ、皇居 その3

さて、いよいよ今回のメーンイベント、ボブ・ディランのライブです。

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もうぶっちゃけ結論から言うと、素晴らしい!のひとこと。
考えられないかもしれませんが、とってもチャーミングでキュートでドリーミーなステージでした。

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バンドのこなれ具合が抜群で、その抑制の効いた円熟した演奏に支えられ、ディランのゲロゲロボイスが心地よく響き、終始うっとりするようなグルーヴが身を包み、夢見心地で体が左右に揺れ、自然と笑みがこぼれ、思わず隣の女の子と一緒に踊り出したくなるような、そんなピースフルなライブでした。

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何より音響が良くて、楽器の音がとってもキレイでバランスがいい。こんなのは達郎以来かも。
バンドはギター2人、ベース、ドラム、スチールギター(曲によってバンジョーとフィドル)という布陣。
ディランはいっさいギターを持つことは無く、半分以上の楽曲でピアノを弾きながら歌うのですが、そのピアノも単なるコード弾きではなく、リフを弾いたり、ソロを弾いたり、ちゃんと弾いてる!ハズシ具合も含めてそのタイム感が絶妙でとってもイケてました。

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ほとんどの楽曲はアレンジが大幅に変えられていることもあり、おおよそ判別のつかないものではあったけど、そんなの問題にならないほどのライブの醍醐味を堪能させてもらいました。

きっとディランなんて全く知らない女の子がポンとその場に放り込まれたとしても、彼女は十分にそのステージを楽しめたことでしょう。

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今のディランのライブは、昔のレコードで聞けるライブ盤の歌とは全くの別物。
フォークでもない、ロックでもない、ジャズでもない、強いて言えばカントリーぽいけどちと違う、なんというか革命前のキューバの華やかなダンスホールで演奏している楽団のイメージ、かなぁ・・・?
これはもう「ボブ・ディランというジャンル」の音楽としか言いようがありません。

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「勝手にしやがれ」のジュリーのような真っ白のスーツとハットで仁王立ちのまま

「ありがとう、休憩だ」

MCで発した言葉はこのたったひとこと(なんと2時間もないステージなのに、途中で20分ほどの休憩がある)。
アンコールでも黙ってやってきて、最後はメンバー全員黙ったまま客席を一瞥して去ってゆく・・・。
おおよそサービス精神のかけらもない、だけど演奏ですべてを語るこんなステージ、いままで見たことも無いカッコ良さでした。

しっかし、アンコール最後の「風に吹かれて」は、メロディもリズムも全く違ったアレンジでしばらく気がつきませんでした。歌詞をよく聴いてようやく分かった次第。前回までのセットリストで最後は「風に吹かれて」だと分かっていてもコレだから新鮮といえば新鮮、なんだけどほんとわけ分かんない人です。

この日のセットリストです。

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ディランの公式ホームページで全公演のセットリストが掲載されていて、各曲をクリックすると収録アルバム・歌詞を見ることができ、試聴までできます。
ライブでもこれくらい気の利いたサービスがあってもいいかとは思うけど、まぁそれはそれ。

心地よい気分でガンダムをあとにしたディラン初体験の夜でありました・・・♪

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P.S.
ディランのCDはけっこう持っていて、ピンポイント的にいろんなアルバムを聴いてはいたのですが、ディランの歴史というか音楽の変遷というか、全体の流れがいまいちオデの頭では整理しきれないままどうにも未だに不可思議で曖昧な存在でありました。
でも、昨年末に刊行された湯浅学さんの著書(なんと岩波新書!)をなにげなく読んだら、スッキリしゃっくり、ディランの変遷が自然に頭に入ってきてすべてが腑に落ちたようでした。

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これを読んで、オデのCDライブラリーには各時代で重要な位置を占めるアルバムがことごとく欠落していたことに気づき、あわてて中古レコードを買い漁りじっくりと聴いてきたひと月でありました。
それもほとんど無駄な作業に終わったけど、それでいいのだ!

ボブ・ディラン――ロックの精霊 (岩波新書)